第3章 穹を蒼とするならば
市丸が何やら激しく勘違いをしているような気もするが…それはいつも無表情で無愛想な朽木にも問題があるのだろうと勝手に解釈した。朽木と市丸の間に何があるのかはよく分からないし知りもしないが、分かったこともある。
「まだ俺にも好機はあるってことだな」
「?」
「何でもない」
六番隊隊長朽木白哉、お前にいくつか忠告しといてやる。お前がそんな風に意地張ってのろのろしてやがると、俺が……俺だけに限らず他の奴らが市丸を掻っ攫うぜ。大事なモンにはちゃんと思いを伝えて、そんでもってちゃんと捕まえておけ。お前はいつか絶対に後悔することになる、市丸をちゃんとその手に捕まえておけばよかったと。
市丸愛美の特別になりたいと願うのは、俺だけじゃないからな。
穹を蒼とするならば
(君は月だと、誰かが言った)
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雛森さんは可愛い妹分。雛森さんは成代主を尊敬し、鬼道面で目標としているが、藍染さんのことに関して少し嫉む気持ちもあったりなかったり。
日番谷さんは構いたくなる存在。対する日番谷さんは成代主に少し警戒心を抱いてはいるが信頼もしている。朽木さんと市丸さんのよくわからない関係に首を傾げています。少し気になるお年頃。