第13章 ∇乱される…∇ アズール視点です。
その後
直ぐに学園長が現れ
彼と言い合いをしていた…
学園長とは顔見知りなのだろう
益々何者なのか興味は惹かれたが
学園長があなたを連れていく…
去り際の彼女の言葉が僕に恐怖を齎す
「…この墨吐き坊や…」
僕が人魚である事を知っていた
もしかしたら…
消え去りたい過去の僕を知る人物…?
彼女に底知れぬ不安を覚えるのだった
これ以上は、彼女とは関わりたくない!
その願いも虚しく
直ぐに再開を果たしてしまった…
自寮への入寮が決まり
自室へと案内した際も…
“泣き虫墨吐き坊や“ “契約書“
僕に関する内容を口にする君……
彼女は僕の過去を知る人物
契約書と言う言葉を出したのだから
彼女も僕との契約を結んだ者なのだろう
何者なのかを知る材料となるかもしれない
そう考え、急いでVIPルームへと向かった