• テキストサイズ

あなただけを…

第9章 ➖ミノカサゴ卒業➖



『えっと…フロイド君?そろそろ解放…いや、
 離してもらえません?』

自由に身体を動かせずにいた為
彼へ離すよう頼んでみた

「えー…どうしよっかな?…んーと…
 じゃぁさ…名前で呼んでいい?」

思いもよらぬ提案に少し驚き
半信半疑ながら
その要求を呑む事にした

『え?んー……本当に離してくれるのかしら?
 それならどーぞご自由に?』

「やった♪… サラよろしくね♡」

そう言いあっさりと離れ
無邪気に笑いかけてくる
どこか憎めない不思議な子…

「フロイドも満足した様ですね…
 新入生さんその姿でしたら十分に集客が
 見込めるでしょう…楽しみにしてますよ?」

垂れ目の君の事を考えていた為
アズールへの返答に遅れが出る…

『……ん?…あぁ…えぇ、そうね膳所します』

「では、放課後に…またお会いしましょう」

その言葉で1人ラウンジを後にする
午後の授業も終わり
いつの間にか放課後になっていた…
支度を済ませ
ラウンジへと向かう為
廊下を歩いていた…
/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp