第63章 ➖新たな問題➖
『それじゃ本題ね?
呼び出しはアズールにお願いしたけど
話があるのは私なのよね……』
そう切り出し
クロウリーから
アズールを止めるように言われていた事を
伝える
『それでね?今回の件で
クロウリーからペナルティーを受けるはず
多分アズールのユニーク魔法について
何かしら制限をかけてくるかな?
早くて休み明けからね』
「ほぉ…。
それで僕たちが離れてしまうかも…
と、でも考えたのですか?」
『ん?いや…そうなっても
アズールは2人を飽きさせずに…
楽しませることは出来ると思ってるよ。
ただ、今以上に負担が増えるだろうからさ』
「なぁ〜に?サラはさぁ〜…
オレたちのことを心配してなの〜?」
『そうよ?私は、あなた達も大事だからねぇ』
「そうでしたか…
僕たち兄弟を思い合ってのことでしたか…
サラのお気持ち美しいですね。
アズールに爪の垢を煎じて飲んでいただき
たいくらいですね」
「はっはっは…黙って聞いていれば…
本当にお前は一言余計だな…ジェイド。
それに…お前たちならそれくらいの事
造作もないでしょう?」
2人に視線だけを送るアズール
「そうですね。
誰かさんのわがままには慣れていますし…。
ねぇ、フロイド?」
「そうそう。
オレらそんなやわじゃねぇ〜し♪」
『ふふ。あなた達なら大丈夫か…。
そうね。2人なら大丈夫よね…安心したわ』
そう言い切る彼等に安堵する私