第27章 ➖家族の形➖
鏡を抜け
彼等の元へと向かう…
=ディアソムニア寮・談話室=
「あ!サラ殿」
「サラ様!」
シルバーとセベクから声を掛けられる
「我が寮へ…いかがなさいましたか?」
『リリアちゃん居ないかな?
大事な話しがあってね…』
「親父殿なら部屋に居るはずだ…」
「貴様… サラ様にその様な言葉遣いを」
『ハハッ…相変わらずなんだから…セベク?
あなたも普通に話してくれて良いのよ?』
「いえ!その様な事は出来ません。
若様やリリア様になんと………」
最後は口籠ってしまうセベクであったが…
口籠ってしまうセベクが珍しく
気にはなったが…今は余裕が無いので
シルバーへと向き直る
「リリアちゃんの部屋に案内してくれる?」
私の問いに頷き案内してくれた