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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第4章 終わりのないメランコリー《宮治》



〈 side 治 〉

宇佐美穂花。


俺ら稲荷崎高校男子バレー部のマネージャー。


女子の見た目とか興味ないけど、俺が見てもかわええ顔しとると思う。

その外見に加えて、割と抜けてるところもある。だから周りから言い寄られてることもしょっちゅうや。

勉強はそこそこやけど天然っちゅうんか。良く言えば素直。人を疑うことを知らんから、よく角名に騙されてツムに馬鹿にされとる。

まあそんなところが愛らしいなあ、と思ってしまうのだけれども。



部活中、隣のツムと角名が同じ方を向いている。

その視線の先にあるものは、見るまでもなくただひとつで。



釣られておんなし方角へ顔を向ける。



細っこいし、ちゃんと飯食っとるんやろかとたまに心配になる。

まあ元選手だったこともあり、食の大切さを理解している宇佐美が、食事を疎かにしているはずはないのだが。


みんなで飯食う時もちっこい身体に似合わんほどよく食うしな。

その量についてはさておき、ご飯を食べる時に本当に幸せそうな顔をする。
めしはもちろん大好きやけど、旨そうに食う奴も好きや。見てると幸せになれる。


にしてもあんなに薄い身体しとって、食べた分はどこにいくんやろうか、そんな風に疑問を抱きつつマネージャーの身体を観察する。



細いながらも出るところはきちんと出ているスタイルの良い肢体。


服着とるとあんまし分からんけど、たわわな果実を隠し持っていることを俺は知っている。



誕生会で後ろから抱き寄せた時、僅かに当たってその感触に驚いた。


むっちゃやわっこい。
しかもこれ結構あるなあ。
直にむしゃぶりついたらどんな味するんやろか。


そんな欲望がむくむくと湧き上がった。


部活の時は少し大きめなジャージのため、身体の線がはっきり見えるわけではない。それでも。


尻のラインもええなあ。
どっちも柔らかくて、美味そうや。
あいつ見てると無性に腹減ってくんねん。




テキパキと働いている小さな身体は、俺らの視線に全く気付いていないようだった。



正直、隣のこいつらがどんな感情を抱いとるかは知らん。

ただ確実に気に入っていることはわかっとる。

部員でもマネージャーに好意を持ってる人間は割とおるしな。




一番始めから好きだったのは俺やのに。




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