第2章 次なるミゼラブル《角名倫太郎》
また指を曲げて、弱いところを指の腹で擦ってやる。
暫く唇を噛みしめて耐えていたが、とうとう快楽の波に押し負けたのか小さく口を開いた。
『……か…せ、て………』
「え、何?」
『…イ、かせて……くだ、さい……』
やっと素直になった。
涙目でそう強請る穂花に、支配欲が満たされた。
「おりこうさん」
そのまま、弱いところへの刺激を続けると、
『やぁぁあああ、っ!』
穂花はあっさりと昇りつめた。
名残惜しそうに締め付けてくるそこから指を引き抜くと、大量の蜜を溢れさせている。
果てた反動で膝がガクガクと震え、立っていられなくなったのか床にへたり込んでしまったマネージャー。
テラテラと愛液で濡れた手を、穂花の顔の前に持ってくる。
「あーあ、俺の指べたべたなんだけど」
『…っ、ごめ……ん、な………さ、!』
そう言って、目の前で指についた蜜を舐めとった。
「ん、ごちそうさま」
恥ずかしさのあまり、林檎みたいに真っ赤な顔になった穂花をみて満足した。
こいつの恥ずかしそうな顔、ほんとたまんない