第2章 ありがとう。
バッ
男の人の手を退かしたような音が小さく聞こえた。
振り返ってみると見覚えがある私より年上の男の人が立っていた。
「大丈夫、?、何かされてない、、?」
優しく声をかけられた。
『、、、えっと、はい……!』
私はそう答えた。
「そっか、なら良かった。」
『、、?』
私は頭の中がハテナだった。
(何処かで、、、)
この時。ひなはこの男の人をどこかで見たことがあるような気がすることに気がついた。
(誰だろう、、、)
中々思い出せなかった。
○○駅〜○○駅〜
車内で私の降りる駅の名前が出た。
電車を降りようとするとさっき私を助けてくれた男の人も一緒に降りてきた。
近所の人なのかなと思いその時はそのままにし家に帰った。