第1章 峰田 実の妹の場合
「あァ。
よく見れば、お前植物園でこの俺の尻尾を踏んづけた草食動物じゃねぇか」
「植物園の管理人(仮)さん!」
「ブハッ!
レオナさんが植物園の管理人!?
確かに自分の巣みたいに寛いでるけどさー」
の発言にラギーが笑う。
「レオナさん、ラギーさん!
こいつをやっちゃってくださいよー!!」
「サバナクロー寮生とあろう者が情けない声出してんじゃねぇよ。
こんな軟弱な草食動物に何されたんだ」
「そ、それは…………」
レオナの問いかけに口籠る寮生達。
「あんた、ウチのやつらに何したんスか?」
ラギーがに聞いた。
「この人達の筋肉という筋肉を揉みしだきました」
「揉みしだ…………?」
あまりにもが真面目な表情で答えたのでラギーは一瞬、自分がおかしくなったのかと思い、思考が止まった。
「こ、コイツあんなとこやこんなとこまで触ってきたんですよ!?」
寮生達は胸やお尻を手で隠しながら顔を真っ赤にして言った。
「…………お前、女だろ。
何やってんだ…………?」
レオナはにドン引きしながら聞いた。
「えっ?
だってそこにいい筋肉があったら触る、揉む、頬擦りするがマナーでしょう?」
「何そのマナー!?
聞いたことないんだけど!!!」
の発言に思わずエースが叫んだ。
「でもそちらの方々の筋肉触らしてもらいましたけどまだまだですね。
鍛え方が甘い」
はやれやれという風に首を横に振る。
「ほぉー。
じゃあ俺の筋肉も触ってみるか?」
レオナはを挑発するように言った。