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もしも◯◯の姉、妹が監督生だったら

第2章 清水 潔子の姉の場合




「…………シミズ…………。
貴様、いや君は男ではなく女性だったのか…………?」


クルーウェルが青ざめた表情でに聞いた。


「はい。
生物学上は女です」


の答えにクルーウェルは自分が持っていた段ボールを思わず落としてしまった。


「だ、大丈夫ですか!?
クルーウェル先生!?」


段ボールを落としたクルーウェルを心配する。


「何故、女性だと言わなかった!!!?」

「えっ!!?
だって聞かれませんでしたし、ここ男子校ですし、女性の先生も居ませんし、何か間違いがあったらいけないと思って。
幸い男みたいな見た目ですし」


の言葉にクルーウェルは頭を抱えた。


「この事は学園長は…………」

「聞かれたことないのでたぶん知らないのでは?」


首を傾げたにクルーウェルは思わず天井を見つめて現実逃避したくなった。


「クルーウェル先生?
大丈夫ですか?」


心配そうに自分を見つめるにクルーウェルは思わず東方の国に伝わる最大級の謝罪である土下座をした。


「女性と知らなかったとはいえすまなかった………!!」

「何がですか?」


突然土下座をしたクルーウェルには首を傾げた。

男尊女卑が今だに残る日本からやってきたは今までの待遇に何とも思っていなかったのだが、ここツイステッドワンダーランドの男達は産まれたその瞬間から女性に接するマナーを叩き込まれて育つ。

レディーファーストは当たり前。
女性と一緒に歩く時は歩調を合わせ、車道側を歩くのも当たり前。
女性が困っていたら何が何でも助けてあげる。

これが出来ないとそれはそれは犯罪者のような扱いを受けるのだ。

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