第5章 いらっしゃいませ、御主人様
「へぇ、メイド喫茶か」
その日の夜、私は兄と風呂に入りながら文化祭の話をした。
「そう、超短いスカート穿いて、胸元もいっぱい開いてるやつ着させられてさ。怪しいお店みたい」
浴槽に二人で入り、私の後ろに兄が重なり合う状態湯船に浸かっている。
「たしか、来週だよな?土曜日。行けたら行こうかな」
「えっ!ヤダよ!恥ずかしいもんっ!」
土曜日は兄が仕事なのは知っていた。
だから橘とも鉢合せする可能性も無いので、内心安心していた。
「恥ずかしい?この可愛い口がよく言うね」
振り返り兄を見ながら慌てて言った私に、兄はクスと笑ってちゅ、と口付けした。
「っ、ふ…んっ」
そのまま深い口付けに変われば、兄の手が背後から胸を優しく揉みあげてきた。
尖った先端をきゅっと軽く摘んでは撚るように弄ってくる。
「あっ、はぁ…」
兄の口付けと胸の刺激を受け止めるとあっという間に頭の中がぼんやりとしてきた。
「逆上せてきちゃった?」
私の火照る顔に気づいた兄が目を細め耳を甘噛みする。
胸を弄っていた手がするりと下半身へと伸び秘部に指を伸ばした。
「ぁ、やぁ、はぁはぁ…んっ!」
「クリトリス硬くなってきた」
膨らむクリトリスを指腹で撫でるように触ってくる。
ビクビクと小刻みに震える私は兄の体にもたれ掛かるように身を任せた。
「おまんこ、舐めたくなってきた。そのまま立てるか?」
耳元で囁くように言われるとそれだけで達してしまいそうにやる。