第4章 止められない感情
室内の照明が少し暗くなりスクリーンに映像が移りだす。
私も兄の隣にくっついて座ったまま、流れてくる映像を見つめていた。
今回見る映画はよくテレビで特集されていて、
話の内容や出演者等評判が高い作品だ。
それなりに楽しみにしていたので、
私は下着の事などすっかり忘れ映画に集中していた。
その時、兄が肩をポンポンと叩き、
柚の席はここ、と開いた足の間を指差してきた。
「…うん」
少し照れながら私は兄の足の間にちょこんと座ると、
兄は背後からぎゅっと強く抱き締めてくる。
「柚は映画楽しんで。俺は柚の体楽しむから」
耳を甘噛みしながら呟くと胸を優しく揉みあげてきた。
「ぁ、ん…っ、お兄ちゃん、も一緒に見よ…?」
兄の大きな両手が私の胸を焦らすようにゆっくり揉み上げる…。
「映画を見るより柚の体を犯す方が楽しい」
その言葉を聞いた時、
兄は映画を見るより端から私の体を翫ぶ事が目的だったのか、と気づいた。
室内は更に照明が落ち真っ暗になる。
兄は私の足を大きく開かせると再び冷たい空気がスカートの中に入ってきた。
「気持ちよくても声出したらダメだからね」
胸を揉んでいた手がスカートの中に入れば、
指先がクリトリスを弄り始めてきた。
私は両手で口を塞ぎ、何とか声を漏らさぬように耐える。