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兄と妹【18禁】

第3章 忍び寄る魔の手




それはあまりにも突然だった。




「神崎ってさ、いつも昼休みオナニーしてるだろ」





とある日の休み時間。

何気なく廊下を歩いていたら、背後から声をかけられた。

その人物は同じクラスの男子で、
しかも学校一イケメンと言われている有名人、橘恭一郎だったのだ。



同じクラスとはいえあまり話す機会もない私にとって、
突然の事に驚いていたら更にびっくりする言葉を投げかけてきたのだ。




「ちょっ…!」


私は橘の腕を掴み慌てて階段の隅へ行き、周りの目から逃げた。



「いきなり何?突然…!」

「俺、この前見ちゃったんだよ。神崎が電話しながらオナってる姿」



橘は悪びれた様子もなく頭をポリポリかきながら呟く。

当然私もまさか見られていたとは知らなかったので、
心臓が激しい鼓動を打ち始める。



「しかも、相手ってさ…自分の兄貴なんだろ?ヤバくね」



橘がニヤリと笑った。

私の表情が一気に硬くなった。




クラスの橘はみんなから愛されていて、
いつも話の中心にいる人間だった。

噂によると毎日女子から告白をされ、真摯な態度で断る為誰も橘を嫌いになる女子がいないと聞く。



性格も良くて頭もいい。
完璧な容姿端麗な人間だと思っていたのに…!





「いつも兄貴にオナってる姿見せつけてんの?じゃもうセックスとかしまくりとか?」



クククと笑う姿は悪魔のよう。

血の気が一気に引く私を壁際まで追い詰める。




「このこと、クラスのみんなに話したらどう思うかな」

「っ!」



ペロ、と私の耳を舌で舐めてくる橘。

私は顔を赤らめたまま目をギュッと閉じながら体をびくつかせた。



そんな私の反応に橘の行動はエスカレートしていく…。




「ふぅん、可愛い反応すんのな」

「!!」

いきなり制服の上から胸をギュッと鷲掴みしてきて、
指先に力を入れながら揉み始めてきた。




「ちょ、ぁ、やだ…ぁ」



兄に調教された体は既に他人の手でも反応してしまうほど、
快楽に敏感になっていた。

はぁ…と息を荒げながら感じてしまう私を橘はジッと見下ろしている。


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