第6章 初めてのお手伝い
「お菊さん!!
今日はありがとうございました
お先失礼しますね
お仕事頑張ってください!」
「…!私の名前言いましたっけ?」
「…?いえ他の人からそう呼ばれてましたよね
確か美郷さんと絢さんから」
(…!?いつ覚えたんでしょうか
すごい記憶力ですね)
「…ありがとうございます
来実様いつでも女中の部屋に来て下さい
皆来実様のことが気になっているみたいです」
「是非!」
「城下楽しんできてください」
「はい!また!!」
「来実!そろそろ行くぞ!」
「は〜い」
そう言って駆け出して行った後ろ姿を
菊は送り出した