第6章 初めてのお手伝い
「まぁ…!来実様
本当に初めてのするのですか?
とっても素敵です!!」
「そ、そうですか?
好きなようにって言われたので
好みで生けたんですけど…」
「はい!
全体の形は勿論
色使いとても鮮やかで綺麗です
こんな生け花初めての見ました」
「嬉しいです」
(もしかしたら中学生の時
美術部だったのが
影響かな…)
色使いやバランスは美術では
必要になるときがある
模写などをよくしていた来実は
それが理由だと考えた
(美術の先生に斬新性と
センスがあるって言われた時は
嬉しかったな…)
「…来実様?」
はっ
「あ…!これで最後ですよ!
飾る場所はどこですか?」