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戦国怪奇譚
第5章 天守閣
「信長様光秀です
来実を連れてきました」
「入れ」
許可をえて天守閣に入る
(此処が天守閣…)
キョロキョロ見回していると
「ではな来実
気をしっかり持てよ」
「え!?光秀さん行っちゃうんですか?」
「なんだいて欲しいのか?
生憎多忙でな」
ぽんっと来実の頭に手を乗せて
「それでは失礼します
信長様」
(まるで子犬のような顔だったな…)
帰り際に来実の顔を思い出す光秀だった
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