第4章 軍議
「偶然が重なっただけなので
褒美はいりません」
「何…?」
(今気づいたけど信玄と謙信って
武田信玄と上杉謙信だよね…
何か武将の時系列おかしい気がする)
真剣に考えていると
「謙虚な娘だな」くくっと笑う光秀
「何でもいいから言え
願いでも構わん」
「うーん…あ!じゃあ
ここで働かせて下さい!」
「は?」
「私500年後の未来から来たので
住む場所も無くて…」
「未来?」
「ははは!また変なこと抜かしやがる」
「もう!本当なんです!
帰りたいけど帰り方分からなくて
だから分かるまで此処で
働きたいんです」
「来実様が帰ると行っていたのは
500年後の未来なのですか?」
「そうです」
「はっ面白い
だがこれは褒美とは別件だ」
「…はい?」