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戦国怪奇譚
第3章 安土城
「おーい来実
ついたぞ…生きてるか?」
ぺちぺちと頬をたたかれる
「何とか生きてます」
馬に乗るのは初めてで
しかもかなりの速さだった為
ぐったりとしていた
(はぁなんかもう吐きそう…)
と思っているとすーと髪をかがれた
「お前いい匂いするな」
「ちょっ!?かがないで下さい!!」
「こら政宗!
その娘は信長様の…」
「それがどうした?
俺はこいつ気に入った」
「とにかく下ろして下さい!」
「断るお前は抱き心地がいい」
「私はクッションじゃないです!」
「「くっしょん?」」
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