• テキストサイズ

戦国怪奇譚

第25章 返事


あまりにも真っ直ぐに
見つめられ戸惑う来実

「…謙信様のことは好きです
でもこれは貴方と同じ好きじゃない」
「…そうか」
「…そもそもその感情は
一時的なものかもしれません」
「どういうことだ」
「"ずっと"…はないんですよ謙信様」
来実の瞳に光が無くなる
「有り得ん」
「え?」
「この思いは俺が死ぬまで
燃え続ける
たとえ死んだ後もお前を
愛することは変わらん」
「…!」
来実の瞳が大きく開く
「っでも私は」
(自信が無い、それに)
「貴方を…好きになる勇気は
ありません」
「…なら、試してみればいい」
/ 371ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp