第24章 探索
「おはようございます」
「おー」
「おはよう天女
よく眠れかい?」
「一応…」
目を泳がせた
その様子を見て信玄はニヤリと笑った
「そういや謙信
昨日はなんで宴に戻って
来なかったんだ?」
「来実と寝ていた」
「はあ!?」
信玄の隣にいた幸が謙信を見た
今入ってきた佐助と兼続も
目を見開いている
「謙信様!言葉が足りません!
私が寝ぼけて袖を掴んでしまって
朝起きたら謙信様が居たんですっ」
来実は昨日の夜伽の意味を思い出し
より一層顔を赤くさせた
「お前の寝顔はなかなか
愛らしかったぞ」
「〜ッ!」
プイッと顔を背けた
「何だびっくりした…
って佐助何で薪菱
ばら撒いてんだ?」