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戦国怪奇譚

第24章 探索



「すみませんでした」
ずーんと自己嫌悪に陥っていると
頬に手を当てられた

「っ!!」
「二日酔いはないか?」
「は、はい」
「そうか…ならいい
 着替えたら広間に来い
 朝餉を用意させる」
「わ、分かりました」

昨日の話を思い出し目を泳がせる
来実の頭を人撫ですると
謙信は部屋から出た


「はぁぁ…」
(びっくりした
 まだバクバクいってる)
心臓を抑えて落ち着かせる
(取り敢えず着替えよう…)

鞠と牡丹の花の可愛い
薄い黄色の着物に
紺色の帯を締める
帯飾りに紐で括られた花をつけ
今日も髪はおろした
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