• テキストサイズ

戦国怪奇譚

第2章 森


「はぁはぁっ」
(ここまで来たら大丈夫かな?)
ちらっと振り向いて息を整えて
歩いていると
  どしんっ
「キャッ」
「!大丈夫か?」
倒れそうになるのを
手首を掴まれ支えられる
「すみません!
 ありがとうございます…」
(あれ…?この人)
「こんな時間に女子が一人
 どうしたのだ?」
「話せば長くなるので…」
(この人だ!信長様を殺そうとした人!!)
「気をつけろ…
 このあたりには鬼が住み着いているからな」
「ご親切にどうも」
(この人優しそうだけど怖い…)
そう言ってまた走り出した
「矢張りただの女子…か」
と呟いた
/ 371ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp