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戦国怪奇譚

第13章 戦


全軍が進みだすと
ふう…と息をつく
「どうした来実
 蘭丸が何かしたのか?」
「!違います
 何でもないんです!!」
「…まぁいい
 お前は自分のことだけ
 考えていろ
 いいな?」
「…はい」
(光秀さんって意地悪だけど
 矢っ張り優しい…)
「秀吉さんはお留守番ですよね?」
「ああ城を留守にするわけにも
 いかんからな
 お前を何としても守ってくれと
 今朝頼まれた」
「え!?秀吉さんが光秀さんに!?」
「よっぽど自分が守りたかったんだろうな」
「帰ったら1番に会いに行かないとですね」
「門で仁王立ちしてそうだがな」
くすくすと笑い合う
「光秀さんは優しいですね」
「…そんな事を言うのはお前くらいだ」
「じゃあ私だけの秘密ですね」
「……来実信長様の事はどうするつもりだ?」
「え?なんですか急に」
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