第13章 戦
「森蘭丸って知ってる?」
「勿論」
実は戦準備中ずっと一緒にいた
信長が危ないからとつけてくれたのだ
「蘭丸君がどうしたの?」
「彼は忍だ
……顕如の」
「!!」
「信玄様は君が織田家縁の姫だと
気づいてた…
でも君を利用する気は
さらさらないから
安心して」
「…信玄様がこの事を?」
「そう。
君を心配してた」
「ありがとうって伝えてくれる?
…蘭丸君は私が見張る」
「無理しないでね
夜桜と忍者道具は持ってる?」
「バッチリ!
佐助君達も気をつけて」
「うん…じゃあまたね」
そう言って静かに天井ヘ帰っていった
「蘭丸君…どうして…?」