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戦国怪奇譚

第11章 捜索


「ん?天女じゃないか!
 またあったね」
「はぁ…こんにちは
 私は来実です」
「ちょっと信玄様!
 まだ終わってねぇです!!」
「来実に触るな信玄
 汚れる」
「酷いなー」
「来実さんはこっち」
「あ…うん」
信玄と幸が座る向かいに佐助が座り
その隣に来実、謙信が座った
「来実好きなもの頼んでいいよ」
「いえ、結構です」
バッサリと断ったので
「…ならこの店の甘味全て頼もう」
と謙信が言った
「…!?ちょっと待って下さい!
 どうやって食べきるんですか」
「お前が何か頼めばいい」
「うっその手は卑怯ですよ…」
「ならば全て頼むか」
「わー!待って下さい!!
 これが食べたいです!」
慌てて餡蜜を指差した
「分かった」
ふっと目を細めた
(…!笑った!!)
「へぇ謙信がねぇ」
「ニヤニヤするな気持ち悪い」
「だってお前女嫌いだろ?」
「え!?すみません
 佐助君席変わろう!」
謙信を気遣って立とうとするが
「いい…ここにいろ」
と止められる
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