• テキストサイズ

戦国怪奇譚

第11章 捜索


「…あ?何だてめぇ」
(…!!この人!)
来実の掴まれてない方の腕を掴み
男を睨んでいるのは
来実たちが探してた謙信だった
「手を離せと言っている」
「俺に指図すんな!斬るぞ!」
「…面白いやってみろ」
スラッ
(本当に問答無用で抜いたよ!!)
「下がっていろ」
来実にそういうと
十秒もしない内に相手の刀を折った
「ぎゃあ!」
「っ!」
斬られる!っと思って目を閉じた来実
しかし
「…お前のような男斬る価値もない
 ……去れ」
「ヒィっ」
「…待て金を払え」
「わ…分かったこれでいいだろ!」
と言って慌てて去ってった
「…つまらん」
と零して店主にお金を払った
「命の恩人にそんな!」
「…酒は旨かったからな
 あの男のせいで不味くなったが」
「ありがとうございます!」
「あっ!待って下さい!!」
来実の声が届く前に出ていってしまった
(どうしよう…追いかけなきゃ!)
「それじゃあ私も失礼します!」
「あっお嬢さん!待って下さい!!」
「!?すみません急いでて…」
振り返って言うと酒を渡された
「お礼です助けてくださって
 ありがとうございました」
「私は何もしてませんよ
 お仕事頑張って下さいね!」
と言って急いで謙信を追った
/ 371ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp