第10章 賭け事
(そうだ私3ヶ月後には
帰えれるかもしれないこと
まだ言って無かった…)
「信長様
私もとの時代に帰れるかも
しれないんです」
「…何?」
「私と同じようにこの時代に
来た人がいたんです
この前城下であったんです」
(敵側の忍の事は言わないでおこう)
「…成程な…いつだ?」
(佐助と言う男か)
「3ヶ月後…らしいです
でもまだ確信じゃないって
言ってました」
「帰りたいか?」
「………」
(帰りたい…?家族には会いたい
でも…そこには信長様たちは
いないんだ)
「…分かりません
考えさせて下さい」
「…分かった
ならそのことも賭けに含めよう」
「…あそういえば
賭け事って?」
「これから3ヶ月までに
貴様が誰か好きな男が出来たら
その時は帰るなり好きにしろ」
「…もし好きな人が出来なかったら?」
「その時は何処へも帰さん
俺の妻にする」
「妻!?話飛躍してませんか?
せめて彼氏から始めてくださいっ」
「かれし?」