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戦国怪奇譚

第9章 小姓


「…?何だか外が騒がしいですね」
「え?あホントですね
 ちょっと見てきます」
「来実様!お待ちください」

襖を開いて突き当りの廊下で
人とぶつかった

どしん!

「わぁ!」
「きゃっ」
その瞬間瞬きもしない間に
ぶつかった人に支えられた
「ごめんなさい!大丈夫?
 お姉さん」
「いえ此方こそ!
 怪我はありませんか?」
「うん…」
じーと見てくるのでぱっと
目線をそらした

「来実様!!」
「ここにおったか蘭丸!」

「「えっ?」」

(この子が来実?
 織田家って言うからもっと
 性格悪そうだと思ってたけど…
 想像と全然違う)

(蘭丸ってあの森蘭丸?
 そういえば信長様と一緒に自害
 するはずだった人だよね?
 私が助けたことと関係あるのかな)

「お姉さん!助けて!!」
「へ!?」
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