第1章 オマエはオレ様だけのもんだ…「逆巻アヤト」
「チッ…見りゃ分かんだろ。今から…コイツを俺のもんにすんだよ。」
男は、ライトくんを鋭い目付きで睨みつける。
「んふっ。そうはさせないよ〜?」
ライトくんはそう言って近付いてきて…
ーがん!
男を蹴っ飛ばした。
っ…!
「この子に手…出したら逆巻を敵に回すってこと。覚えといた方がいいよ。」
ライトくんも鋭い目付きで蹴っ飛ばした男を見る。
ライトくん…っ。
「くっ…!おぼえてろ…!!」
蹴っ飛ばされた男は捨て台詞を吐いて、逃げ出した。
落ち着いたあたしは、そのまましゃがみこむ。
「んふっ。危なかったねぇ〜ビッチちゃん♪あぁ、でも〜キミなら襲われても良かったかなぁ?」
『っ…!そんなわけ…。……ありがとう、ライトくん…。』
ライトくんが来てくれなかったらあたし…。
そう思い、感謝の気持ちを表すと、ライトくんがニヤっと笑い
「まぁ〜お楽しみを邪魔されたしぃ。今日は…キミとしよっか?」
ライトくんが目の前まで追ってくる。