第1章 オマエはオレ様だけのもんだ…「逆巻アヤト」
『えっと……ごめんなさい。』
あたし…姫愛は、クラスメイトに体育館裏へ呼び出され、告白されていた。
答えはもちろん、NO。
あたしには…アヤトくんがいる。
「……チッ、俺はこんなにも好きなのに…どうしてダメなんだ!!」
そう言った目の前の男は、あたしの腕を掴み壁へ押し付ける。
「やっ……はな、して…っ!」
「今から…お前を俺だけのものにする…!」
そう言った男は、あたしの肩に顔を埋める。
やだ…っ…!
助けて…アヤトくん…っ!!
そう思っていると…
「あっれ〜?なにしてるのかなぁ?」
ライトくんの声がして、その方を見ると…ライトくんがいた。
隣には女の子を連れて。
「〜っ…/////」
女の子は、あたし達を見るなり慌てて逃げ出した。