第3章 はじめての問題
翌日僕はいつも通りに仕事をしていた
その時八幡とすれ違った
僕はそいつにつかみかかって壁に押し付けた
千「モモになにをした!」
八幡「やだなぁ…何もしてないって。」
千「お前と会ってからモモの様子が変だ。なにかしただろう。」
八幡「君も考えるんだな少しは。俺がどうやって脅したと思ってるんだ?君らの恋人らしいことをしてる写真はもう既に収めてるんだぞ。」
なるほど
それで別れればばらさないと言ったのか
僕は八幡を睨みつけた
今ここでこんなのバラされたら一溜りもない
どうすればいいんだろうか
こいつの悪事を暴く方法はないのだろうか
八幡「別れる日を楽しみにしてるよ、ユキくん。」
去っていった八幡
クソ…どうすればいいんだ
すると近くを誰かが通った
それはTRIGGERの三人だったのだ
楽「ユキさんじゃないっすか。どうしたんすか?こんなところで。」
千「……ちょっと相談があるんだけど」
ということでTRIGGERを楽屋に呼び出した
八幡のことを話すと三人は難しい顔をした
八幡はTRIGGERにまでは手を出していないようだ
この機会で後輩に付き合ってることを知られたけどね
龍「やっぱり盗聴されてる可能性ありますよね。」
楽「ユキさん、不満を抱いている人は沢山いると思います。その人たちに動いてもらいましょう。」
天「そうですね。」
ということでTRIGGERの助言をもらった
マネージャーに話を聞いた
やはり不満はあり、悪いことを企んでいるらしい
だけど事務所の評価を下げるマネはできないと言われた
モモの話も聞きたい
その日の夜僕はモモに話を聞いた
千「モモ。なんで黙っていたんだ。八幡に脅されてたって。」
百「だって…俺はユキのファンなんだよ!?巻き込みたくないし…」
千「そんなことだろうと思ったけど。モモ、僕と恋人だろう?恋人だからこういう時に困難を乗り越えるんじゃないのか。僕だけだったのか…恋人だと思っていたのは…」
そう言うとモモが違う!と言った
モモは涙を流しながら僕に泣きついた
それは本当に苦しんでいたのだと実感するほどだった
百「俺…苦しくって…本当は言いたかったのに…」
千「モモ、大丈夫。あいつの悪事はすぐに暴かれる。」
その日僕とモモは絶対離れないと約束した