第3章 一話
その頃テヒョンは...
TH「〜♪〜♪〜♪〜♪」
と鼻歌を歌いながら、買い足しの買い物から帰る途中だった。
買い物位大丈夫だろうと思っていた彼だったが、甘かった...。
『そこの青年くん。ちょっと良いかな...?』
TH「.....っ!」
と黒い帽子にサングラス、マスクといった如何にも怪しい男性に話しかけられた。
僕は無視して立ち去ろうとした。だって怖いんだもん...。早くお家に帰ってユリが帰って来るのを待たなきゃ!と思っていたら、ガシッと腕を掴まれた。
『ちょっとで良いんだ。僕の話聞いてよ。」
TH「離してっ!今から帰る所何です!ふぁっ!」
といきなり服をたくし上げられた。
『やっぱり人間じゃなかった...。これは好都合...。顔もイケてるし、これは使える...。青年くん、ちょっと来て貰おうか?』
TH「え⁉︎ヤダよ!ご主人様の元へ帰るんです!」
『暴れないでくれる?青年くん。リセットボタンは何処だ?』
TH「リセット⁉︎辞めて!押さないで!」
(ヤダよヤダよヤダよ!ユリとの思い出を消したくない!)
『リセットボタンみーつけた。これから僕が、君のご主人様だ。』
と男の人はニヤリと笑った。
TH「やっヤダっ!辞めて!押さないで!お願い!」
ポチッ
【全ての登録をリセットします。3.....2......1.....ピー...】
『ふふっ!これで君は僕のモノだ。』
男は、動かなくなったテヒョンを担ぎ上げて夕陽の中を去って行った。