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蒼き龍の逝きる意味

第2章 柱合会議編


<焰side>

しのぶ「でしたら竈門君は私の屋敷で
お預かり致しましょう。」

その瞬間、蟲柱が俺を見た。そして、またニコリと笑うと

しのぶ「はい 連れて行ってください!(パンパン」

そう言い放った。
俺はお館様の横を跳んで通り、竈門禰豆子を確保する。

隠「前失礼しまァす!!(ドゥワシ」

焰「……お館様、失礼します。」

お館様「うん、ありがとうね。」

柔らかに笑うお館様を横目にトンッと庭に降りる。
その時に、柱全員からの嫌悪と気味悪さに満ちた
視線を全身に浴びる。何とも思わないが。

お館様「では柱合会議を…((炭治郎「ちょっと待ってください!!」」

そっと後ろを振り返ると屋敷の柱にしがみつく竈門炭治郎。
隠の奴らも必死だなおい。

炭治郎「その傷だらけの人に頭突きさせてもらいたいです
絶対に!禰豆子を刺した分だけ絶対に!!」

隠「黙れ!!黙っとけ!(バシッギギギ」

炭治郎「頭突きなら隊律違反にならないはず…!」

隠「黙れ!!指はがせ早く!!」

焰「………。」

ヒュヒュヒュンッ パシパシパシッ

飛んできた石を全て受け止める。
そして炭治郎の頭を刀の柄で叩く。

ドッ ゴンッ

無一郎「……お館様の話を遮ったら駄目だよ。(睨」

受け止められたのが相当癪に障ったらしいな。
くそ程どうでもいいが。

隠1「もっ申し訳ございませんお館様(泣」

隠2「時透様(バッ」

俺はそのまま歩き出す。
肩に竈門禰豆子の入った箱を担いで。

お館様「炭治郎 珠世さんによろしく。」

そんな言葉を聞いた気もするが、僅かに聞こえただけだから
忘れることにした。

ダダダッ

後ろから走ってくる音が聞こえる。
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