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明日も君の隣で【twst】

第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)


学園長から言われた通り、ひと通り荷物をまとめてオンボロ寮を出る。

その時、ポケットからキラリとしたものが音を立てて落ちた。


「…?何これ」


拾ってみるとイヤリングだった。

両耳ではなく片耳だけ。

…ジェイドさんと色違いだ。

なんとなく付けてみて、鏡で見てみる。


「…綺麗、だな…」


角度で色が違う。

さっき、ジェイドさんが話していたっけ。

一緒にイヤリングを作ったって。

このことかな…

それにしても、制服ポケットに入っていたって事はよっぽど大事にしてたんだな…


「…ほんと、申し訳ない」


そう呟いて、オンボロ寮を後にした。




「ユウ!」

「…エ、エース?…で合ってるかな」


学園に着くと、エース、らしき人に会う。


「…!お、おう!」

「どうしたの?」

「…お前、帰るんだろ」

「…うん。帰る」

「そーゆー大事な事は言えよ!マブなんだから」

「…でも私、もうほとんど分からない。この世界のことも、みんなの事も」

「それでもユウはユウじゃん。」

「…っうん」

「お前さー、人の信頼とか好意とか舐めてんだろ?」

「え」

「『俺ら』そんなに冷たそうに見える?」

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