第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)
「ジェイド先輩………」
「すみません…こんな。…みっともない真似を…」
「いいんです。……今日だけと言わず、私はずっと先輩を想っています」
————たとえ、記憶が消えても。
「先輩…あのっ…苦しいんですがっ……!」
突然、苦しいぐらいに抱き締められ…律動が速まる。
「どうしたんですか急にっ…ぁっ…」
「いえ…」
しばらく経ち、共に果てた頃。
先輩は立ち上がり私の服に入っている瓶を見つめた。
「せんぱ…?」
「………、…ユウさん」
「…はい」
「僕で、良かったんですか?」
「はい」
「…そうですか」
「先輩は、…どうですか?」
「僕も、ユウさんで良かった。心から、そう思います」
「……そう、ですね」
「……はい」
そこから私の記憶は無い。
朝気づくと、すっかり夜は明けていた。