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明日も君の隣で【twst】

第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)


「…ん…」


外の明るさに目を覚まし、眉間に皺を寄せる。

起き上がると、見慣れない姿が。



「あれ…ジェイド先輩なんでいるんですか?」

「…、いえ。お迎えに上がっただけですよ。授業もありませんしどこか行きましょうか」

「ふふっ。休日なのにわざわざ制服を着てくださってるんですか?」

「ええ、そうですね」



私も起き上がって出かける準備をしようとすると、ジェイド先輩が小さな声で呟く。



「ユウさん…、僕たちは……」

「?どうしたんですか?」

「…………いえ、何でもありません」

「先輩?体調悪いんですか?」

「…いいえ。大丈夫、です」



なんとなくだけど何かが引っかかる。


けれどそれが何かは分からないから、気にしないことにした。





「あら。朝からお熱いのね」

「あ!ヴィル先輩!おはようございます」

「…ジェイド、…」

「なんでしょうか?」

「ユウ、悪いけど借りるわよ」

「えっ?あ、はい…?」




「なんですか?」

「…アンタ、何かあったでしょう」

「いえ、何も」

「とぼけないで。私があの子に渡した毒の匂いがキツくするのよ。」

「…使った訳ではありません」

「何したの」

「捨てました」

「……アンタが飲んだ訳じゃないなら、あの子ね?」

「…いいえ、……飲んでいません」

「……は?」


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