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明日も君の隣で【twst】

第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)



そしてその手でゆっくりと髪を撫でた。


綺麗な指先が、私の頬に触れる。





「ユウさん…、優しく、しますから」




こくりと頷くと先輩は胸元に顔を埋めた。




「っ…!」




ガリ、と嫌な音が聞こえる。




「や、さしくって…言ったじゃないですかっ…」

「すみません…つい」




多分、胸元には先輩が付けた歯形があるんだろう。


別に嬉しくなんて…ないけど。



私が目を逸らすと、先輩は首元をなぞった。



「っっっせんぱっ…!んぅっ…」

「————っ」




しばらく続く長い長いキス。


胸を押し返しても、その手を先輩に掴まれベッドに押し付けられてしまう。




「っはぁっ…はっ……」

「…可愛い、…」

「!!」




ずるい…


先輩には、私と2人の時だけ砕けた話し方をする時がある。

大抵こういうムードの時なのだけど。


でも、いつもより余裕が無いのか、息が少し荒い。

色気が凄い……!




「先輩、あの…」

「なんでしょうか」

「寒く、ないですか…?」

「!……本当に、貴女って人は…」




そういうと、私の腰に腕を添え、ぐっと引き寄せた。


向き合って座る…いや、先輩と密着して抱き合う形になっている。




「…温めてあげます。存分に」



そう耳元で囁くと、片手でホックを外した。


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