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貴方と未来を過ごしたい

第4章 ある日のハートの海賊団



ある日の事。


今いる島を離れたら次はグランドラインへと入る。グランドラインに入る際には危険が伴うのと、グランドラインへ入って次の島へどれだけの時間でいけるのかが不確定なのもあって暫く食に困らないように準備を整えている所だった。


「なぁみのり、水着買えよ」
「え、何で」
「いやぁ、たまにはみのりでも良いから女の水着姿とか見たいわけよ。他に女がいたらそいつに頼むけど、残念な事に頼めるのがみのりしかいないからよ」
「他に女がいたら絶対みのりには頼まないよな!」
「間違いねぇ!」


みのりが浜辺で潮風を楽しんでいる時に、シャチとペンギンがそんな事を言い出した。結果として2人は遠くの沖まで吹っ飛ばされていた。…命拾いしたな、あいつら。後一歩みのりが飛ばすのが遅かったら…。そんな事を考えつつ、みのりの元に行くとみのりは真顔でこっちを見てくる。


「…何だ」
「いや、さっきのペンギン達の発言聞いてて思ったんだけど…皆って性欲発散どうしてるのかなって」


真顔で何考えてるんだこいつは。発散方法を聞いたとしてどうするつもりなんだ。


「うーん、私が美人でナイスバディだったらなぁ…」
「…だったら何だ?」
「目の保養ぐらいさせてあげるのに」


沖から必死に泳いで戻ってくるペンギンとシャチを見て、鼻で笑うみのり。台詞も相まって怒ってるように見えるが未だ真顔なのでよく分からない。少しずつ笑うようにはなったんだが…。


「はぁ、泳ぎたいとは思ってたけどこのタイミングで水着着るのもなぁ…」
「…着るのか?」
「服のまま泳ぐわけにはいかないしね。グランドラインに入ったら、いつ泳げる気候に出会えるかも分からないし…」


確かに、ベポが言うにはグランドラインの気候は目まぐるしくて良い天気に出会えるかどうかも分からないらしい。もしかしたら1年は泳げる状態の気候ではないなんて事も有り得るかもしれない。


「あ、しまった」
「ん?」
「この間本買ってすっからかんだった…」
「………金ならいくらでもあるから好きに使え」
「良いの?じゃあついでにペンギンとシャチにエロ本でも買ってあげよう」
「それはやめろ」


真顔なのも相まってこいつの思考回路は読めないな…。




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