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貴方と未来を過ごしたい

第3章 作っていく未来




そんな劇的な出来事がドレスローザで起こったのか、見たかったなぁと言い出すペンギンの言葉を聞いて思わずボソリと呟いた。


「劇的でしょうね…殺しかけたんだから…」


どんな感じで進展したのかとシャチとペンギンが話している間、私は自分の表情筋が仕事してないのを感じる。 ドフラミンゴから颯爽とローが私を助けたんだろうとか、命をかけて戦ったローに惚れたんじゃないかとか…。残念、ずっと好きだったけど記憶失って変に勘繰ってドフラミンゴに裏切られたついでと言わんばかりにローを殺しかけたんだよ!


「…おい、とりあえずお前らが今いる拠点に連れて行け。こんな所で長話しても仕方ねぇだろ」


どうやらローが察してくれたようで場所移動を提案してくれた。そのまま話題は現状の確認へとなった。


「後数日もしたら麦わら屋達もここに来る。そしたら合流して作戦の確認をする。それまでは情報収集だな。どこまで情報は集まってる」


ローがそう言うと、さっきまでの和やかな雰囲気ではなく張り詰めた空気へと変わる。幸せな時間は、一旦置いといて…今からは私の知らない未来なんだなと思う少し怖いけど…大丈夫。
ふと目が合ったローが微笑みかけてくれる。うん…ローのこの顔見続ける為にも絶対生き残ってやる。


そう心に決めて、私は皆の元へ行く。


ロー、愛してるよ。でも私、ハートの海賊団も大好きだから。また皆で笑って航海しようね。あぁ、楽しみだな…どんな未来が待ってるんだろう。


また泣くかもしれない。傷付いて苦しくて、死にそうになるかもしれない。でも、絶対に死なない。死んでやるもんか。


「もう二度と、死にたいなんて言わない」


貴方と未来を過ごしたいから

私は笑って生きるよ





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