【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第12章 南の神殿へ
次の日――。
いよいよ皆で南の神殿に向かう。
ナイト「皆、準備はいいか?」
アイチ「はい」
レン「いつでもOKですよ♪」
ハルカ「ねぇ、ナイト。皆に一言注意してた方が良いんじゃない?」
ナイト「そうだな。いいか、今から重要な話がある」
三和「何だ?」
櫂「…………。」
ナイト「神殿に入ったら、俺かハルカから離れないこと。でないと、侵入者対策の罠が作動して大変な事になるからな?」
レン「例えばどんな罠があるんです?」
ナイト「そうだな…至る所にあるスイッチを押すと壁から矢が出て来たり、大岩が追い掛けて来たり……」
レン「天井がトゲトゲになってて、押し潰してきたりとか♪」
ナイト「ああ、よく分かったな?」
三和「何で楽しそうに話してるんだ?つうか、そんなありがちな罠でセキュリティは大丈夫なのか?」
ハルカ「あ、はは…」
この罠は、お父様が考えたものだ。
私とナイトもあれこれ言ったのだが、謎の自信があるのか、『大丈夫だ!』と言って聞かなかったのだ。
そして南の神殿内にて――。
皆「「「「うわぁあぁぁぁぁあっっ!!!」」」」
ゴゴゴゴゴ――!!!
神殿の通路で見事に大岩に追い掛けられていた。
三和「話が違うじゃねーか!一緒にいれば大丈夫なんじゃなかったのかよ!?」
ナイト「長い間使われてなかったせいで、故障していたらしい!!」
三和「下見とかしてないのか?!」
ナイト「………忘れていた」
ハルカ「ごめんなさーいっ!!」