【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第7章 最後の宿主
数日後――。
アイチ達がレオンが心配だからと同行する事になった。
レン「自家用ジェット機とは、凄いですね~♪」
三和「何言ってんだよ?お前もこれくらい持ってそうじゃん?」
レン「いえいえ、これ程の規模の物は流石に♪」
三和「本当に持ってんのか…」
使用人「ナイト様、準備が整いました」
ナイト「ああ、分かった」
使用人「……あの、ナイト様?」
ナイト「? 何だ?」
使用人「神子様は、本当に宜しいのですか?」
ナイト「仕方ない、ハルカのためだ」
ハルカは見送りには来ていない。ちょっとした反抗の意思表示なのだろう。
ナイト「よし、全員準備は良いか?」
レン「はい♪」
三和「いつでもどーぞ」
アイチ「はい!」
櫂「………。」
アイチ「? 櫂くん、どうかしたの?」
櫂「……いや」
三和「妹ちゃんの事が気になってるんだよ、櫂は」
レン「ああ、なるほど…♪」
櫂「………っ」
アイチの耳元でこっそりと言うが、皆に聞こえていた様だった。明らかに怒ったオーラを漂わせる。
三和「じ、冗談だよ!相変わらず通じない奴だなぁ」
櫂「つまらない事を言うな」
三和「はいはい」
今度は聞こえないように、「素直じゃねぇな…」と呟く三和。
ナイト「では、出発する!」
ナイトの合図でジェット機が発進し、飛行が安定した。