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橙思いて来世へ紡ぐ【鬼滅の刃】

第11章 初出勤


そのあとも、何食わぬ顔で2回目に突入しようとする杏寿郎をなんとか諦めさせ、漸く朝の支度が始まった。


瑠火と一緒に朝食作りをし、5人で朝食を食べ、杏寿郎、千寿郎と3人で学校へ向かう。



「あぁ…緊張するなあ」


「初めては誰でも緊張するものだ!


気後れするな、!」


「さん、頑張ってください!!」


弱音を吐きながらも、2人に学校の事をいろいろ教えてもらいながら歩く。



「金髪に、ピアスに、猪頭…って何!?


問題児ばかりじゃない…」


今日予定している1番最初に受け持つクラスの話を聞いただけで早くも頭痛がしてくる。



「はっはっはっ!


冨岡はいつも怒っているが、みんな良い子達だ!」




「そうね。


竈門くんとは1回会っているし、何かあったら彼に頼ろう!」



するとグイっと杏寿郎に腰を抱き寄せられ、



「それは妬けるな…


俺以外の男に頼るな…」



まるでベッドの中でのように耳元で囁かれる。



頬を赤く染めると、2人の濃密な雰囲気に真っ赤になる千寿郎。



「あ、兄上ぇー!


路上ではおやめ下さいー!」



「はっはっはっ!


すまん!すまん!」



2人をからかって?上機嫌の杏寿郎にあわてて着いて行くと千寿郎だった。

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