第64章 日を浴びたひまわりの笑顔
インターハイも終わって、ようやく夏休み。
「………わかんねー。」
学校と言う場所は、なぜ宿題なんか出しやがる。
「この公式に当てはめなくちゃ、出るものも出ないでしょうが。」
おかげで、デートもできやしねぇ。
「………あきた。」
「あきるの早くないっすか?」
出来ないなら、してやる。
力ずくでも。
「出かけるぞ。」
「へ?どこに…?」
自転車の後ろにを乗せて、学校とは正反対の道を走る。
「流川ー。どこに行くんだよー!」
「着いてからのお楽しみ。」
「お楽しみってキャラじゃないでしょ、あんた。」
「む…。」
お楽しみは、お楽しみ。
その場所は、きっとによく似合う。
日を浴びたひまわりの笑顔
「うわぁ~!きれいだねぇ~!!」