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オレンジ色の恋模様<流川楓>
第51章 胸がふるえる
守ると言われてから、私を労わる言動が増えた。
頬を触っては腫れていないかを確認し、
眼を見ては充血していないかを確認する。
それが毎日だ。
「そんな毎日確認しなくても大丈夫だよ。」
「……おめーは我慢するから心配だ。」
「もう我慢しないって。」
不審な目で見る流川。
そんな流川を見ると笑いがこみ上げる。
「む。なに笑ってんだ、おめー。」
「いや、何でもないさ。」
胸がふるえる
心配されることに嬉しさを感じる
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