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オレンジ色の恋模様<流川楓>

第45章 握りしめた指の中




床に、力なく放り出された手を握った。
自分の手のひらに、すっぽりと収まる小さな手。


身長が高くても、指が細く長くても
やっぱり、オレよりは小さい。


小さな手は震えていて、指先は冷たかった。


気づかなくて悪かった。
どれだけは怖い思いした?
悔しい思いをした?
どれだけの涙をこぼしたんだ…?






































握りしめた指の中
これからは、オレが守るから。




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