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オレンジ色の恋模様<流川楓>

第44章 赤い頬をどうやって隠そう?




入ってくる気配に気づかなかった。
隣に座ったところで、初めて流川の存在に気づいた。
今一番、見られたくない姿を、一番見られたくない人に見られてしまった。


「………。」


流川は何も言わない。
ただ隣に座ってるだけ。
運悪く左側に。


左の頬、冷やしてないから腫れてるだろうな…。
あれだけ泣いたから、目も腫れてる。


どうしよう。


こんな弱い自分、見られたくない。






































赤い頬をどうやって隠そう?
気づかないで。お願いだから、こっちを見ないで…。




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