第3章 愛し愛される事
春くんがはじめて私の部屋に泊まりに来た時、私かなり動揺してて、掃除ばっかりしてて、半分疲れてたけど、大きな旅行カバンに私服がいっぱい綺麗に詰まってて、楽しそうに仕分けしてる横顔がとっても眩しかった、、、。
どうしたの??って聞いてみたら
【プチ旅行っぽくて楽しいな〜ってね。俺なかなか休めないからさ。もう仕事詰め詰めて缶詰めかよ〜って感じ。わがまま言えないからさ。だから、今を楽しむ!!それに限るね。】
って演技じゃない笑顔で話してくれたね。
私、掃除頑張ってよかった(笑)
料理は苦手だけど、春くんがいっぱい作ってくれて、Instagramでたくさん手料理写真あげてたね。クックパッドと睨めっこしながら。
どれも美味しかった、、、。彼氏としての男の人の料理はじめてだったから嬉しかったよ、、、。
恥ずかしいけど、愛し合った時もドキドキ止まらなくて手を握ってくれたり、頭撫でてくれたり、愛を注いでくれたね、、、ずっと抱きしめてくれたね、、、。
安堵感、、、たくさん、、、ありがとう、、、。
でも春くん、時々凄く寂しそうな顔してたり、難しそうな顔してたよ、、、。
気になって、話しかけようと思ったけど、すぐ笑顔になってたから、気のせいか、、、と思っちゃった。
本当は、悩みがあり過ぎて、パンクしそうだったんだね、、、。
愛し合う回数が日に日に増してたから、温もり欲しかったんだね、、、。心だけじゃなく、体もちゃんと繋がって居たかったんだね、、、。快楽もそうだけど、安堵感が欲しかったんだね、、、。
私、ちゃんと、癒してあげられたのかな、、、。