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テンの条件

第3章 嘘の彼女


「あーそれにしても顔だけでも出すってなると、半日は絶対つぶれるでしょ?
まだ仕事たまってるんだけどなー…まいったね」

「あの、火影様。
‥‥ここは実は彼女いました作戦にしませんか!??」

私のお得意、無計画発言がでてしまった。
シカマルとかかし先生が、目をぱちくりさせている。

「ほらほら、火影様は今ご自身でも、恋愛とか結婚とかタイミングではないと思ってるみたいですし…
断るの前提で顔だしだけするお見合いも時間の無駄といいますか…」

「そっか…なるほどね。
もう彼女いる前提でしばらくいればいいのか。」

ポンっとかかし先生が手をたたいて納得した。

「六代目がそれでいいなら、まぁそれでもいいですが、いったい誰をその彼女に「私が!私、やっても大丈夫です!彼氏いませんし!」

また、勢いよく手を挙げた私に、シカマルとかかし先生が、目を丸くした。

「いや‥その‥火影様が問題なければ‥‥の話ですが…」

一応かかし先生は名の知れた忍び及び、そのマスクの下はイケメンなのだ。
私が隣にいてつりあうわけがない。
そう考えたら、どんどん自身がなくなって、挙げていた左手が徐々に下がっていった。

「りかがいいなら、そうしてもらおうかな」

にっこりわらって、あっさりかかし先生は承諾してくれた。

「シカマル、そゆことだからお断りしといて」

「りょーかいっす」

かかし先生をみると、先生はにっこりわらって

「よろしく、彼女さん」

と言ってくれた。

嘘でも、うれしかった。
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