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テンの条件

第2章 出会い


書類を握りしめたまま、とりあえず適当に近くにあるドアを開けた。

場所が全然わからん…
ここ書庫みたいな場所か?

そう思ったらあのフカフカやろーが壁から光をはなって出てきた。

「とりあえず、ご対面はすんだってとこだな(笑)」

「ちょーどいいところに!てか、なにこれ!?
設定が全然わからん!どーなってんの?」

「お前の設定は火影側近秘書だ。
周りはお前のことをすでに知ってる。
過去については、一部記憶喪失ってことにしておいたからごまかしはきくだろう。
お前が一年しか期間がないから、すでにある程度の設定を組んでやった。サービスだぜ。
最初っから初対面となると、お前、あいつにいつ近づけるかすらわからねーからな。」

相変わらず、フカフカ浮きながらしゃべりやがる。
でもただの光の玉だから表情なんてわからない。

「なんだ…そういうことか。
なんか優しいやん自分。ありがと…」

「なんだ、気持ちわりぃな。ここからが勝負だろ。
楽しみにしてるよ。」

「あ、待って待って。
あんたのことなんて呼んでいいかわかんないよ。フカフカ浮いた奴ってしか言いようが‥「俺はテンだ」

「テンか。わかった。
なんかあった呼ぶから、そん時は来てよ?」

「あんま俺に頼るな。ま、どうしてもの時だけ呼べ」

「うん、じゃあまたねテン」

そういったら、テンは壁に吸い込まれていった。
ていうかテンって姿はないのかなぁ?

ぐしゃっと手元の紙が丸められたのをみて、ヤバイ、シカマルに渡すんだったと急いで書庫をでた。

シカマルに怒られたのはいうまでもない。
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