第7章 火影として
次の日、玄関のドアを開けると暗部2人がすでに私を待ち構えていた。
「火影様の命令により、一時身柄を拘束をする。」
ズキンと胸がいたんだ。
これがかかし先生の出した決断だ。
でも火影としては当前だと思った。
私のことは調べる必要がある。
「手とか‥拘束…しないんですか?」
両手を差し出していうと、一人のお面が
「火影様からは、本人が抵抗しないなら手荒なことはするなと言われている。」
といった。
先生優しすぎるよ…
目の前が涙でにじんだが、我慢して歩き出した。
そのまま火影室へいくと、事の内容を知っているであろうシカマルも複雑な顔をしていた。
「りか、お前のことは六代目から聞いた。
今は上層部のみ知る事。とりあえず、お前の言ってることが本当なら、本当に悪ではない、里の脅威ではないと確信が取れるまでは調べなきゃならねぇ。
知ってることも話してもらう。」
「わかってるよ、シカマル。迷惑かけちゃうね。ごめんね」
「俺も、六代目も信じてるからよ…
とりあえず確信がとれるまでの我慢だ。できるな?」
「うん。大丈夫」
そこから、取り調べが始まった。
確信が取れるまでは私は牢屋送りとなった。
私が別世界から来たこと、ここでの話が物語になっていること…私の脳内の情報から徐々に明らかにされていった。
一番困難なことはテンについてだった。
テンはただの光で、私も何者かすらわからない。
テンの力すら未知数なのだ。
私は牢屋でただただ時間が経過するのを見送るしかなかった。